2019年今年は花粉が多そうですね。

花粉症についてまとめていきたいと思いますので、よろしければ参考にしてください。

題して、『2019花粉は多い?花粉症の検査の方法は?免疫療法の費用や口腔アレルギーについても!』です。



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毎年、多くの人を悩ませるのが花粉症です。
ニュースで大きく取り上げられるのは、1月下旬から2月にかけて飛び始めるスギやヒノキ花粉です。ただ、花粉は樹木だけでなく土手や道端に生息している植物からも飛散しているため、多かれ少なかれ年中飛んでいます。
今回は花粉症のメカニズムや症状、対処法や予防と、特に多いスギ花粉とヒノキ花粉の飛散時期の紹介について紹介します。

スギ・ヒノキ花粉飛散時期(北海道はシラカバ花粉)

日本気象協会による2019年の花粉の飛散量は、全体的に例年よりもやや多いですが、前シーズンに比べるとやや少なめの予想です。
北海道は少なめ、四国地方は例年並、中国地方は多く、その他の地域ではやや多い予想です。
飛散開始時期は、早い所では2月の中旬以降から、東北地方は3月上旬から中旬にかけての予想となっています。
ピークは、福岡で2月下旬から3月上旬、広島・大阪では3月上旬、高松・名古屋では3月上旬から中旬、東京は3月上旬から4月上旬となっています。

花粉症とは

現在、約4人に1人が花粉症になっていると言われおり、発症する可能性は誰にでもあります。
花粉症とは、植物の花粉が原因でアレルギー症状を起こす病気のことを言い、季節性アレルギー性鼻炎とも言われます。季節性アレルギー性鼻炎は、アレルギーの原因となる花粉が飛ぶ時期にだけ症状が出ます。現在、日本では約60種類の植物が花粉症を引き起こす原因とされています。

花粉症の症状

花粉症の主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状を始め、咳や目のかゆみ、皮膚のかゆみ、肌荒れなど様々で、中には発熱してしまう人もいます。
風邪とも症状が似ていますが、一番大きな違いは「かゆみ」を伴うことです。
また、風邪など細菌やウイルスが原因の場合には、鼻水の色が黄色から黄緑色になることも多いですが、花粉症の場合は、水のようなサラサラとした鼻水が出るのが特徴です。
鼻水が水のようで、目のかゆみを伴っている場合は、アレルギー症状の可能性があります。
花粉症と風邪の違いは以下の通りです。

 

風邪と花粉症の違い

風 邪

花粉症

鼻水

粘りがあり、

黄色から黄緑の色がつく

水っぽく、透明でサラサラ

目のかゆみ

なし

あり

食欲

低下

変わらない

天候との関係

なし

晴天で悪化

症状が出る期間

1週間〜10日程度

数ヶ月


花粉症の検査

花粉症の検査は医療機関で簡単に行うことができます。アレルギー専門の病院はもちろん、耳鼻科や皮膚科、眼科でも検査を受けることが可能です。
検査方法も、血液検査や皮膚反応検査などがあり、病院によって方法も異なるので、事前に電話で確認するといいでしょう。
検査の費用は、その検査方法と調べるアレルゲンの数によって異なります。3000〜5000円の場合が多いようですが、詳しく調べる場合は、1万円を超える場合もありますので、主治医と相談の上、決めるようにしましょう。

花粉症の薬と副作用

花粉症の対処療法として代表的なのが、内服薬と外用薬です。病院での処方の他に、ドラッグストアでも購入が可能です。

・内服の抗アレルギー薬は、効果が発揮されるまでに最低でも2週間程度かかります。服用は、花粉が飛び始める2週間ほど前から開始し、シーズンが終わるまで服用を続けます。
抗アレルギー薬は、飲み続けることにより、徐々に効果が高まり、症状の軽減が期待できます。副作用は長期服用によって起こることは有り得ますが、3〜4ヶ月くらいの期間であれば、ほぼ問題はないと考えられています。長期服用をする場合には、医療機関を受診し、適切なお薬を服用しましょう。

・内服の抗ヒスタミン薬は、すでに出てしまった症状に対して有効なお薬です。特につらい鼻の症状をすぐ抑えたい時に服用すると良いですが、抗アレルギー役に比べ、副作用が起こりやすいものとなっています。代表的な副作用は、眠気やだるさ、目が眩しく感じたりします。
車の運転や高所での作業をする場合は、服用を避けた方が良いと言えます。
市販薬での抗ヒスタミン薬には、朝晩で1日2回服用の物と、朝昼晩で1日3回服用の物があります。眠気などの副作用が発生した場合、薬の効果がある時間が副作用の時間になりますので、1日2回の薬を服用し、眠気が出た場合は朝から夜まで(約12時間)眠気が出ることになります。副作用が心配な場合は、1日3回服用のお薬を選ぶと良いでしょう。

・外用の点鼻薬は、患部に直接噴霧することで鼻づまりの改善が期待できます。
近年では、1年間のうちに使用できる期間の制限がある、アレルギー専用点鼻薬も市販で購入できるようになりました。
この他に、主に抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、血管収縮薬を配合した点鼻薬があります。
点鼻薬の副作用については、点鼻薬は患部に直接使用するということで、症状の改善も比較的早く実感できますが、血管収縮成分は長期の連用や、過度な使用による薬剤性鼻炎が起こることがあるので、注意が必要です。
点鼻薬は、粘膜を通して成分を体内に吸収します。眠気などの副作用も出ることがあるので、注意が必要です。

・目のかゆみには、目薬が有効です。市販薬には、かゆみを抑える成分の他に、炎症を抑える成分が入ったものが数百円から千円以内で販売されています。
千円以上する物には、アレルギー抑制成分と抗炎症作用の高い成分が配合されている物があります。症状が軽度の場合は、かゆみを抑える成分が配合された物で良いですが、症状がひどい場合には、アレルギー専用の目薬を使うと良いでしょう。

副作用については、市販薬を購入の際に、パッケージに記載されてある注意書きを確認しましょう。また、持病がある場合やすでに服用している薬がある場合などは、かかりつけの医師に相談してください。

花粉症の免疫療法と費用

服薬による対処療法の他に、アレルギー症状の根治が期待できる免疫療法があります。
この免疫療法とは、アレルギーの原因となっている物質その物を少しずつ体内に吸収させる方法です。大量のアレルギー物質を吸収すると、強いアレルギー反応が出てしまします。ですので、少量から徐々にその量を増やしていき、アレルギー反応が起こらないように体を慣れさせるという事です。この免疫療法には、皮下免疫療法と舌下免疫療法の2つがあります。

・皮下免疫療法とは、昔から行われている方法で、皮下注射によりアレルゲンを投与する方法です。週に1回の投与から開始し、徐々に量を増やしていきます。これを一定期間、薬3ヶ月継続した後、少しずつ投与の間隔をあけ、毎月1回の投与を3年以上継続します。
皮下免疫療法のメリットは、医師の監督の元で投与されるので不測の事態にも対応が可能という事です。また、異なるアレルゲンの投与を同時に行うことが出来ます。
デメリットは、通院を継続的にしなければならない事と、注射なので痛みを伴う事です。

処方箋なしの場合の皮下免疫療法の費用の目安は、3割負担で投与開始1年は毎月約2500円、2年目以降は投与の間隔にもよりますが、1年間で約3500円〜7500円です。

・舌下免疫療法とは、2014年10月から保険適用となった免疫療法です。この方法は、自宅にて毎日アレルゲンを口腔内に投与します。投与開始から2週間は投与するアレルゲンの量を徐々に増やしていき、3週目からは同量のアレルゲンを投与します。これを約3〜5年継続します。
舌下免疫療法のメリットは、通院の回数が少なく、自宅で行えるという事です。デメリットとしては、スギとダニしか対応していない事と、その2種類を同時に投与できないことです。また、自宅での投与となるため不測の事態に医師がその場にいないという事ですが、現在は、舌下免疫療法が主流となっています。

処方箋なしの場合の舌下免疫療法の費用の目安は、3割負担で毎月約2500円、1年間で約30000円です。

免疫療法は、どちらの方法においても改善されたという人は7〜8割となっています。
また、持病や治療中の疾病、服用中の薬の種類などによっては免疫療法を行えない場合もありますので、かかりつけの医師に相談しましょう。


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花粉症体質改善

花粉症は、体質改善をすることで、その症状が軽減する場合があります。
ただ、対処療法の内服薬とは異なり、すぐに効果を発揮できるものではありません。シーズンの1ヶ月前から2、3ヶ月前から取り入れると良いでしょう。
また、すべての人に効果が現れるものではありませんが、意外と毎日の生活に取り入れやすいものが多く、やってみる価値はあります。

・甜茶
花粉症シーズンになると、対策コーナーにも置かれる「甜茶」ですが、読んで字の如く、甘みのあるお茶です。甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールが、抗アレルギー作用が期待できます。甜茶には種類があります。バラ科の甜茶のみその作用があり、シーズンの2週間〜1ヶ月前から飲み始めると良いようです。

・じゃばら
近年、テレビでも取り上げられ、注目されているのが「じゃばら」です。
じゃばらとは、柑橘類の1つです。果汁やジャム、サプリメントが商品として売られています。このじゃばらには、ナリルチンという成分が含まれており、アレルギーの抑制作用があると言われています。アレルギー抑制試験で7割の効果があったとされ、注目されています。

・乳酸菌
腸の環境を整える乳酸菌ですが、腸は体全体の免疫の約60%を担っているとされています。
腸内の善玉菌を増やし、環境を整える事で、花粉症症状の軽減が期待できます。
乳酸菌は、食品、サプリメントや医薬品などがあり、手軽に始めることが出来ます。

◆花粉症と口腔アレルギー

花粉症と口腔アレルギーは密接な関係にあります。
口腔アレルギー症候群とは、特定の食材を食べることで唇や口の中にかゆみや腫れが現れる病気です。
これは、花粉症の原因となる物質と、その食材に含まれる物質が類似することにより、アレルギー症状を引き起こすと考えられています。

花粉症 食材
スギ、ヒノキ トマト
シラカバ りんご、もも、さくらんぼ
イネ、カモガヤ トマト、スイカ、メロン、オレンジ
ヨモギ、ブタクサ スイカ、メロン、セロリ

かゆみなどが出た場合は、その食材を摂取しないようにしましょう。
症状が改善しない場合や、症状が重い場合は医療機関を受診してください。

まとめ

『2019花粉は多い?花粉症の検査の方法は?免疫療法の費用や口腔アレルギーについても!』はいかがでしたか?

口腔アレルギーにも関係しているんですね。

そういえばうちの子もメロンでアレルギー反応がでています。

なるべく花粉を吸いこんだり、付着しないように予防しましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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