毎年流行するインフルエンザですが、学級閉鎖などのニュースもよく目にしますね。

2017〜2018年の感染者数は過去最多となり、2018〜2019年も早くも学級閉鎖になった学校もあるようです。

子供たちのインフルエンザの予防はどのようにすれば良いのでしょうか。

インフルエンザについてまとめてみました。

題して、『子供2019インフルエンザ流行時期や感染経路は?潜伏期間や症状・検査や出席停止期間・予防接種について!』です。

スポンサーズリンク

子供2019インフルエンザ流行時期や感染経路は?

インフルエンザの流行時期

一般的に、インフルエンザの流行時期は、11月頃から流行り始め、ピークは12〜3月頃までと言われていますが、早い場合は、9月下旬頃から患者報告が出ています。
4月になると、徐々に終息に向かいますが、春先から初夏まで感染が続くこともあります。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザは主に、感染者の咳やくしゃみによる「飛沫感染」や、感染者が触れた直後の対象物を触り、そのまま目や鼻、口などに触れたことによる「接触感染」により感染します。
日常生活では、基本的な手洗いやうがいはもちろんですが、十分に栄養と睡眠をとって抵抗力を高めておくことが大切です。
特に、乳幼児をはじめとする子供は、インフルエンザに感染した場合、重篤化するリスクも高いため、子供が感染しないようすることはもちろんですが、その家族や周囲の人も感染しない、感染させないように注意することが重要です。


潜伏期間や症状・検査について!

インフルエンザの潜伏期間と症状

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。
ウイルスに感染した場合、約1〜3日間の潜伏期間の後、発症します。

主な症状は、38〜40℃の高熱、関節や筋肉の痛み、頭痛や倦怠感があります。
一般的な風邪の症状では、鼻水や喉の痛みといった呼吸器症状が最初に見られることが多いですが、インフルエンザに感染した場合は、全身症状が出るのが特徴的です。

呼吸器症状は、全身症状と同時に出ることもありますが、全身症状が出て少し遅れてから出ることが多いです。
呼吸器症状のほかに、腰痛や吐き気などの消化器症状が出ることもあります。
また、インフルエンザは、肺炎や脳炎の合併症が起こることもあるため、注意が必要です。


インフルエンザの検査

インフルエンザの疑いがある場合、医療機関で感染の検査をすることができます。
現在、医療機関では「迅速抗原検出キット」を使用する検査が行われています。

検査方法は、鼻や喉の粘液を綿棒で拭ったり、鼻水を採取し、キットを用いて検査を行います。
これにより、感染の有無、感染している場合はウイルスの型を短時間で特定することが可能です。

小さい子供でも短時間ですぐに検査ができると負担も少なく助かりますね。
ただし、症状が出る前や、症状が出て直後などの、ウイルスの量が少ない時に検査をした場合や、検査する粘液の採取が十分でなかった場合は、陽性にならない可能性もあります。


学校保健安全法による出席停止期間

インフルエンザに感染した場合、感染の拡大を防ぐためにも、出席停止期間を設けることが、学校保健安全法施行規則に定められています。

小学生以上の出席停止期間

発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで

インフルエンザは高熱を伴います。「発症」とは「発熱」の症状が現れた日をいいます。
日にちの数え方は、発熱が始まった日を含まず、翌日から発症1日目と考えます。

ただし、医師が病状から感染の恐れがないと判断した場合は、これより早い時期でも登校は可能となります。

例1

発症 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目
発熱 解熱 1日目 2日目 3日目
登校可能

登校可能
この場合は、発症後6日目に登校可能です。

スポンサーズリンク

例2

発症 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目
発熱 解熱 1日目 2日目 3日目 4日目
登校可能

登校可能
この場合、解熱して2日経過しても発症から5日が経過していないため、
発症後、6日目にならないと登校できません。

例3

発症 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
発熱 解熱 1日目 2日目 3日目
登校可能

登校可能
この場合、発症から5日が経過しても、解熱後2日が経過していないため、
発症後、7日目にならないと登校できません。


幼稚園児・保育園児の出席停止期間

発症した後5日間経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで

日にちの数え方は、小学生以上と同じですが、幼稚園児や保育園児は、小学生以上の出席停止期間よりも1日長くなります。

これは、この年齢はまだ免疫機能が未熟なため、ウイルスの繁殖期間が長いと言われているためです。

インフルエンザの治療法

インフルエンザの主な治療法は、抗インフルエンザウイルス薬です。
発症から48時間以内に服用することにより、ウイルスの増殖を抑えて発熱などの症状を緩和させたり、ウイルスの量を減少させる効果があります。併せて、解熱鎮痛剤や鎮咳薬、去痰薬などが処方されることもありますが、インフルエンザ感染時に服用できない薬もあるため、自己判断での服薬はせず、医療機関を受診しましょう。


インフルエンザの予防接種

インフルエンザの予防として推奨されるのが、予防接種です。
予防接種の目的は、ウイルスその物の感染を防ぐことではありません。
感染した時に、発症を抑えたり、発症した時に重篤化をある程度抑える効果があります。

予防接種は、打ってすぐ効果が出るものではないので、インフルエンザが流行してからでは遅いのです。
接種してから効果が出るまでは2週間ほどかかり、効果は約5ヶ月ほどと言われています。

インフルエンザの予防接種は、接種回数、接種する間隔や一度の摂取量が年齢によって違います。

予防接種の回数

・6ヶ月〜13歳未満…2回
・13歳以上 …1回
年齢の低い子供は、1回の接種では思うように予防効果が発揮できないため、感染時の重篤化を防ぐためにも、2回受けることが望ましいでしょう。
13歳以上でも基礎疾患等がある場合など、2回接種したほうがいい場合があるので、かかりつけ医に相談しましょう。

接種の間隔

・6ヶ月〜13歳未満…2〜4週間
・13歳以上 …1〜4週間

接種する時期は大事なので、2回目の接種を見据えて、1回目を摂取するといいでしょう。
接種の間隔については、かかりつけ医に相談しましょう。

摂取量

・6ヶ月〜13歳未満…0.25ml/1回
・13歳以上 …0.5ml/1回

子供の予防接種費用は、1回あたり2000〜3000円が一般的な相場です。
助成金が適用される場合もありますので、役所に確認してみましょう。

まとめ

『子供2019インフルエンザ流行時期や感染経路は?潜伏期間や症状・検査や出席停止期間・予防接種について!』はいかがでしたか?

お子様の為に予防接種なども必要となりますが、どうしても注射をしていても、集団で感染してしまう場合もありますよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーズリンク